■30年前の中体連決勝 西奈VS末広を再現!
 
【お知らせ】 昭和56年度 中体連大会県大会決勝再現
 昭和56年、西奈中と末広中は、市内大会で同じブロックとなり、ブロック決勝、市内中央大会(決勝トーナメント)準決勝、中部大会準々決勝(当時は中部大会を経て県大会)で対戦し、いずれも西奈中が勝利を収めた。
 県大会でも、お互いが勝ち上がり、決勝戦で対戦、今度は末広中に軍配があがった。そして、2校そろって東海大会に出場し、またしても決勝戦で対戦し、今度は西奈中がリベンジ。

 8月、当時はまだ横浜スタジアムで行われていた中体連全国大会に両校が初出場。組み合わせの関係か?西奈中は、関西の強豪校と一回戦であたり、残念ながら初戦敗戦。反対ブロックに入った末広中は、接戦に続く接戦を制し、みごと準優勝を納める。

 そんな思い出の中、平成24年1月3日、「最終決着をつけよう」また、同じ全国大会に出場した「東日本大震災で被害を受けた岩手県の大船渡一中(末広中の一回戦の相手)に義援金を贈ろう」という趣旨で、30年ぶりに両雄が再び激突した。

 結果は、最終回、西奈の守備が乱れ、1-2とサヨナラ負けを喫した。
 
 ■それは、『再会』そして、『がんばれ東北!!』でした。
 
【お知らせ】 昭和56年度 中体連大会県大会決勝再現

それは、『再会』そして、『がんばれ東北!!』でした。
〜東日本大震災に被災された大船渡地区の復興に向けてのチャリティー〜

                                          平成24年1月3日  幹事 山野良成(西奈中OB)    

 
■はじまりは…

 一昨年の夏、当時のエース結城吉朗氏が発起し、昭和56〜58年まで(当時の3年〜1年)の野球部員有志が集結し、ささやかながら杉山 明 監督(元静岡市立長田西中学校長)の退官を祝う会を静岡市内某所にて開きました。

当時を懐かしみ、時を忘れて語らううちに、『おい、末広と試合をやろうじゃないか!!あの時に果たせなかった全国大会の決勝戦を戦おうぜ?!』という話になりました。

今思い返しても無茶苦茶な展開でしたが、宴席上の勢いで、結果的に後に今回の幹事となる長谷川勝利氏(末広中 静岡東高時代の同期生)に電話を掛けてしまいました。

長谷川氏はその後すぐに長澤滋文氏(末広中主将)に連絡をしてくれたらしく、何ということでしょうか、先方も粋な投げ掛けを喜んでか、売り言葉に何とやらで、『よし、やってやろうじゃないか!!』という話に発展したそうです。

この話を夢見物語で終わらせないようにと、私も藤枝和彦氏(西奈中)に相談したところ、「わかった!何とか実現させられるようにやってみよう!!」と、快諾してくれて、そんな経緯で西奈中側からは藤枝和彦氏と私(山野良成)が、末広中側からは長谷川勝利氏と長澤滋文氏の計4人が幹事役として進行していこうということになりました。

 
■義援金を募ろう!!

 準備を進めていく中で、今回の東日本大震災で被災し、不自由な生活を余儀なくされている方々に、野球で育ててもらった我々が、野球を通して何か支援出来ないものか…、という話になりました。

 偶然にも、末広中学が全国大会で初戦に対戦した相手が大船渡一中(岩手県)でした。今回の記念Tシャツと帽子を作製するにあたり、また、この会を2部構成(試合の部と懇親会の部)とすることで、集めた会費の中からは実費との差額を義援金としよう、また、「愛の義援金箱」として募金箱を用意し、当日試合観戦に訪れた選手の両親などを含めた家族や友人からも募金をし、集まったお金を何らかの形で役立ててもらおうということになりました。

 (※現在、収支決算したところ、なんと94,812円ものお金が集まりました。このお金は、当時大船渡一中の捕手で、現在は大船渡高校の監督をしている吉田 亨氏を通じて、復興のために役立てていただく予定です。使途については、現在の大船渡一中のみに限定せずに支援が必要な地区全体に有効に役立てていただく方向で考えています。)

 ■ポカポカ陽気の野球日和の理由(わけ)

 そして、いよいよ本番となった 平成24年1月3日(火)。

当日は、嘘のように穏やかに晴れわたり、滅多にない無風状態(長澤氏)となり、心配された寒さを全く感じないほどの、まさに奇跡に近い野球日和となりました。

幹事として少し早く現地に駆けつけた私がまず驚いたのは、隅々にまで整備が行き届いているグラウンド状態の素晴らしさでした。幹事の一人である長澤氏(末広中)が率いる中島中学の野球部員一人一人が、それをいかに大事にしてきているかが一目でわかりました。また、それを日頃から周知徹底して指導されている長澤氏に改めて敬意を抱きました。

試合をするにあたり、心配をしていた「寒さ」や「ケガ」などの不安は、実はこの一瞬で吹き飛んだ気がしました。

また、毎月1日を目安に幹事4人で集まり構想を練ってきましたが、『記念Tシャツ』については、そのほとんどを藤枝氏(西奈中)が請け負ってくれ、デザインの細部や業者との連絡、また、口座の開設等の事務手数を一手に引き受けてくれ、当日の事務連絡についても大変肌理細やかに案内をしてくれました。

2部構成となる『夜の第二試合』の手配や、毎月のように開いてきた「幹事会」の音頭取りや会場の提供、様々な情報発信やアイデアを提供してくれたが長谷川氏(末広中)です。この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。本当にありがとう!!

試合当日が穏やかで暖かい日和に恵まれたのも、こうした背景が生み出した必然的な作用があったのかもしれません。今思えば、翌日も翌々日も非常に寒い日でしたので、プレーをした我々にとっても応援に駆けつけてくれた方々にとっても、大変過ごしやすい暖かい(温かい)一日となりました。

 ■さて、試合の行方は…???

 先行が西奈中、後攻が末広中で始まりました。

初回に、1番打者の工藤氏が放った打球を捕りに前進したファースト曽根氏(末広中4番打者)がいきなりの転倒(笑)。アウトになるはずのプレーがアウトにならず、0死1塁。

さて、この後どんな展開になってしまうのか…、そう思った矢先に、次打者の鈴木伸氏の放った痛烈なサードライナーをバントに備えて前進していた長谷川氏(幹事)が、何とファインプレー(入っちゃった??)。5→3と渡る見事なダブルプレー。

2死ランナーなしから3番藤枝氏(幹事)と続く4番山野氏(幹事 審判から打席へ)が連続でセンターに打ち返し、2死2・3塁とチャンスメイクしたが、現役時代は粘りと勝負強さが身上だった5番嶋谷だったが残念ながら凡退し、0点。

その裏の守備では、末広の1番打者望月氏がいきなりレフト後方への大飛球。これを、先発レフトの飯田氏(当時2年 ライト)が背走しながら見事にランニングキャッチ。この初回の奇跡(偶然なのか)の好守備の競演?で見事にその後の展開が引き締まり、ヒットは出るものの、要所では投手がよく踏ん張り、守りもそれに応えるといった1点を争うロースコアの、なんとも見応えのある展開になっていきました。

 西奈中側では、浦和氏が左中間を痛烈に破る見事な当たりのツーベースを放ったり、1アウト満塁の大ピンチを1(藤枝)→2(山野)→3(工藤)と、ピッチャーゴロのホームゲッツーを完成させたり、先発ショートの望月 孝氏は終始軽快な動きを見せていました。末広中側では、初回にいきなり長谷川氏(幹事)が左中間フェンスをワンバウンドで越えるエンタイトルツーベースを放ち、小田巻氏は2度の打席で右打者がライト線へ打つ見本のようなヒットを披露する(うち最初の打席はライトゴロ←捕殺したのは鈴木正則氏でしたが…笑。)など、随所に見所がありました。

 また、西奈の先発藤枝氏(初回から6回までを一人で投げきった。)が粘り強く素晴らしいピッチングで初回の1点のみで力投。最終回こそ、かつてのエース結城氏にマウンドを譲ったものの(末広ベンチから結城と勝負させろ!!のコールがありました。)二人とも往年を偲ぶのに十分な活躍で試合を作ってくれました。

 これに対して末広は、堀池氏→曽根氏→増田氏→小野寺氏→最後は先発堀池氏の親戚(現役の若手大型左腕まで投入…⇒ これは反則でした。)で、4回の1点のみに抑えるといった見事な継投を披露しました。

 この他にも一球一打の間に書ききれないほどのドラマがありましたが、大長編と成ってしまいますので、御容赦いただきます。

 最後は、まるで筋書きでもあったかのように、1死2・3塁から両チーム合わせても最高齢の代打曽根 満(監督)氏の3塁強襲適時打で決着!!といった劇的な幕切れとなりました。

 ゲームセット後には、両チーム誰からでもなく握手を求め合い、勝敗を越えてお互いの健闘を称え合いました。本当に清々しくとても晴れやかな気分でした。


 ■あとがき…

 杉山 明先生、竹内敏述先生、曽根 満先生。
 30年振りに当時を懐かしみ、息子の試合に駆けつけてくれたお父様やお母様方。
 噂を聞きつけて、わざわざ足を運んでくださった友人、そしてその家族の皆様。
 『昔はお父さんもなぁ…。』を確かめに集まってくれた選手の御家族の皆様。
 そして、何よりこの企画に賛同し県内外から集まってくれたかつての球友諸君。

今回のこの『30年越しの決戦!!』の実現にあたり、お集まりいただきましたすべての皆様に心から感謝いたします。本当にありがとうございました。

末筆となりますが、この西奈中のHP『e−SUBAKO』に、様々な情報を掲載していただきました大野彰彦様に心からお礼申し上げます。
 大野氏は、長澤氏が指導者として西奈中に赴任しておりました頃から親交が深く、また、私が現在の勤務先で大変お世話になっております上司の中のお一人です。
 公私ともに大変お忙しい方なのですが、今回の申し入れを快諾していただいたお陰で、知る人ぞ知る『e−SUBAKO』のワンコーナーに、掲載していただくことが叶いました。
大野氏の御支援なくして今回の企画の成功はなかったと思います。本当に感謝しております。誠にありがとうございました

当日の第2部では、『来年も是非やろう!!』という声があがりました。『夢の続き』の実現に向けては、現幹事の4人を中心に考えてまいります。

 長澤氏がこんなことを言っていました。『西奈と末広は、永遠のライバルから永遠の友になったね。』と。

私もそう思いました。 次の再会で、是非また『夢の続き』を…。


 
▲このページのTOPに戻る
MENU 野球 陸上 卓球 テニス 男バス 女バス 男バレ 女バレ ブラバン 美術
■ 当サイトに対するご意見、ご感想をお寄せください。  静岡市立西奈中学校PTA ■
Copyright 2002-2004 Shizuoka Nishina Junior High School PTA. All Rights Reserved
HOME | あいさつ | PTA活動 | 学校紹介 | 今月の予定 | 部活動 | 案内図 | 地域情報 | 掲示板&メール | リンク | サイトマップ